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3月13日(日曜日)

今日、ぼくが住む静岡は、いい天気で、暖かくて、あぁ春なんだなぁと、少しのんきな気分になれそうな、いい日和です。でも、そういう気分にはなかなかなれない。こんなに綺麗に晴れた、同じ空の下にいるのに、その空を見上げる余裕も無く、または同じ空を見ながら、その人たちは何を想像しているのだろうかと、思うだけでも息が苦しくなるような、とにかく、とてつもなく、とんでもない災難が、東北地方、とくに太平洋側の街に暮らす人たちを襲った今回の地震。時間が経てばたつほど、その被害の大きさは、信じられないほど甚大なものであり、失ったものの大きさや、その意味を思うと、とにかく、なぜ当地の人たちが、こんな目にあわなければいけないのか、と思わずにはおられません。


昨日からツイッター上でも、この地震に関連したツイートが、とにかく沢山飛び交っております。有益そうな情報もあれば、デマっぽいものもあります。助けを求めるようなツイートもありますし、安全な場所に住む人たちの心得を記すものもありました。今回の地震は、WEBやSNSが一般に広まったあとで起こった、最初の地震。良いも悪いも、とにかく、皆が当地に関心を寄せ、心から心配し、そして、皆が「自分に出来ることはないのか?」と本心から思っていることが伝わるようなものが多く、不謹慎かもしれませんが、久々に日本人の一体感、みたいなものを感じております。いいじゃん、日本。いや、日本に暮らすみんな。


こんな時、ぼくには何が出来るだろうかと、タイムラインに並ぶ、たくさんのツイートを見ながら考えたのですけど、当地に出向いてボランティア活動が出来るわけでもなく、物資を送ろうにも、たぶん届くのに数日、いやひょっとしたら、被災者の方々の手に渡らないかもしれない、と思うと、やはりここは「お金」しかないのだろうなぁという結論に至るわけで。少しでも多くの「安全な場所に住む人たち」が、自分の出来る範囲の募金をすれば、それがその時、その人たちが、一番望むものになってくれればいいですしね。
(※このブログを書いている3月13日17時現在、日本赤十字社のホームページによると、義援金の受付は関係機関と調整中、という案内が出ています。)
あとは節電、献血、そして普通の暮らし。落ち着いて、しっかり記憶すること。さらに一人でも沢山の方のいのちが救われるように、そして一日でも早く、被災者の方々が、普通の朝を迎えられる日が来るように祈ることしかできません。


かくいうぼくが暮らす静岡も、30年も前から東海地震が起きるぞ、起きるぞ、と言われ続けている場所。日本のどこかで地震が起きれば、必ず「次は、ぼくらの番に違いない・・・」と思い続けてきています。なので、今回の東北の地震も、全く他人事な気がしません。大きな揺れ、津波、原発・・・。新聞や報道される映像、写真をしっかりと目に焼き付けて、来るべき「その時」、ぼくらが被災者となる番が来たときに、きっと教訓として活かすべきでしょうし、いや、活かさなければ、犠牲になってしまった方々に申し訳なさ過ぎます。


そう、日本は幾度と無く大地震に見舞われている国。でもその都度、たくさんの悲しみを乗り越えて、日本人は「復興」してきた国民なのです。いまはまだ、災害に襲われている真っ最中ですから、いまこれからの事を考えるのはまだ早いのかもしれません。でも「安全な場所に住む人」の一人として、被災している方々が、今は考えることが出来ない、これからの事を考えるということは、すごく大事なことだと思うのです。一人ひとりが前を、あるいは上を向いて、「よっしゃ、やったるかぃ!」って気持ちで動けば、その光は、かならず、いま被災者となってしまった方々に届くであろうし、それが力の発露となって、世界を驚かせる日本人の底力となると、勝手に思っております。


今は非常に辛く、悲しい時です。でも日本人を、雪に閉ざされる冬を乗り越える東北人をナメンナヨ!って。きっと乗り越える日が来る。復興し、普通の朝を迎えられる日が来ることを、本当に、心から、願っております。


報道を見ていると、刻々と犠牲者・行方不明者の方々が増えていきます。
地震と津波により、被災された方々に、こころからお見舞い申し上げます。


がんばれ、みんな。日本人みんなが、祈っているよ。


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代表 遠藤康朗




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by standard-e | 2011-03-13 17:56 | 思い