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春の里山作り大作戦

今日は、以前からお世話になっているTさんのお誘いで、「賤機山に花の咲く木を育てる会」主催の、「春の里山作り大作戦」に子供たちを連れて参加してきました。

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集合場所へ着くと、結構大勢の人が集まっていました。(総勢50人くらい?)これから登る山を見上げます。

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山の入り口で、自分が植える苗木を選ぶ子供たち。二人とももみじを選んだみたい。

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いよいよ登山開始。この辺はまだコンクリの階段ですが、この後は道なき道を進んだので、ぼくはずっと娘と手をつなぎっ放し。よって登山中と下山中の写真は無しで。

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てっぺんの尾根付近で記念に1枚。結構登ってきたね~。ここらでそろそろ植えましょうか。眼下に見えるのが国道1号線静清(せいしん)バイパス。先に見えるのが安倍川。うちのお店は川を渡ったすぐだけど、まぁ見えないよね~。

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さぁ、お仕事開始です。ここまで持参した苗木を植えて、丁寧に土を被せたら、これまたペットボトルに入れて持参した水をくれます。水は2リットルを長男が、500CCをぼくが運びました。にぃに、お疲れ!

2本の苗木共に子供の背丈より低いか、同じくらいのひょろ細い苗木。でも名札を付けて降りてきましたので、これから時々この山に登って、木の成長を確かめる楽しみが出来たと思うと、なんだか嬉しいです。近くても縁の無かった賤機山(しずはたやま)なのでね、なおさら。

主催者の代表である海野さんをTさんにご紹介いただきまして。この「里山作り大作戦」に至る経緯をさらりとお聞かせいただきました。今日、落葉樹を植えた山は、かつては全てミカン畑だったのだそうです。それが輸入のオレンジに押され、農家の方々が商品作物としてイチゴを選んだために、山は荒れて、すべて竹に覆われてしまったのだそうです。個人の力では日に5~6本しか切れない竹なのですが、色々な方々の力添えでもって、数万本の竹を切り、大勢の方々の協力で落葉広葉樹の苗木を植え、かつての豊かな山を取り戻そうと尽力されているそうです。同時に、今回植樹をしたような急傾斜地では、例えば大雨などによる崩落を防ぐという意味においても、しっかりと根を張ってふんばってくれる、広葉樹が必要なのだそうです。確かに、1種類の植物でもって全てが覆われてしまう山なんて、普通じゃないし、健康な気がしませんもんね。多様性があってこその、バランスなのですね~。

今回は「春の」とついているくらいなので、年2回開催のうちの1回め。年内は秋に2回目が予定されているそうです。と言ってもこのイベントもすでに10年以上続いているものらしく、主催者の方と、地域の方々の情熱にはホント、頭が下がる思いですね。また今秋に開催されるときには、ぜひ参加したいと思っています。
子供ら2人とも、思い切り山歩きが出来て、すごく楽しかったみたいだし。すごく大事なことを、頭でっかちにやるのじゃなくて、こうして汗かいて、皆で楽しんで出来るっていうのは、すごーく楽しいし、素敵だなぁと思った快晴の日曜日でした。紹介いただいたTさんに、感謝です。またぜひ、お誘いくださいね!

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おまけ。これは途中で見つけた不思議な花。地元のオジさんに聞いたところ、「ウラシマソウ」って言うんだって。
この花がちゃんと咲いているってことは、そこは十分に日光があたっている証拠なのだそうだ。少しずつ、森が元気になっているってことなのかな。

時々、ここに来たいと思ってます。草刈鎌もって来なきゃだね。

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by standard-e | 2011-04-17 18:10 | 家族