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変化

今日は超わたくし事。先日このブログにも書きましたけど長年愛用していたノートPCが壊れちゃいました。

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これが壊れたThinkPadのT42ってモデル。スゲー気に入ってました。今回壊れるまで全くのノートラブル。ちょこっと調べたら発売は2004年。あら、結構古いモデルだったんですねえ。
ぼくは2007年に中古で手に入れたので、まる4年は使ったってことですか。本当に問題なかったのに、先週横浜まで持って行き、そこで使おうとしたら全く動かなくなってしまったのだ。

で、いろいろ手を尽くしたのですけどうまくいかなかったので、仕方なく買い換えることとなりました。

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それがコイツ。しかし汚いデスクまわりですねぇ。今度ちゃんと片付けます。
それはそうと、え?見分けが付かない?そうかもしんないです。今度の相棒は同じくThinkPadのT61ってモデルです。前回の印象がすこぶるいいので今回もまたThinkPadにしました。ただし、新品は恐ろしく高いので中古ね、中古。

ぼくの使い方では実感できないほど中身は進化。なにしろ2007年に発売したモデル。スペックは教えてもらってもイマイチ理解が出来ないのでハショリますけど、とにかく頭脳明晰(CPUが進化)、利発で(メモリが進化&タップリ)、懐が深い(HDの容量がデカイ)すごい奴なのです(らしいです)。

しかし、肝心なところが残念なんすよ。

それはね、まずカタチ。IBM時代のThinkPadであったT42は、細かい部分がちゃんと気が利いていて、例えば本体と蓋の閉まるときの噛み合わせ具合がスゲー納まりがいいとか、本体裏側のネジも、なんとなーく見えそうな部分にはシール貼って隠してあるとか、とにかく芸が細かい。そこら辺も気に入っていたところなんですね。

ところが今度のT61。IBMがパソコン部門をレノボに譲ったあと出たモデルなんだけど、そこらへんの細かな納まりがどーも甘い。キーの形一つとってもなんかフツー。しかし最も残念なのは、ThinkPadファンなら皆が認めるであろう、あの独特のキーのタッチが・・・ない。全然普通の980円くらいで売ってる安っい外付けキーボードみたいな打ち心地。これが一番残念。「IBM」ってロゴが一応入ってますけど完全に別物です。あんまり文句ばっか言ってるとさっさと壊れちゃいそうなので(実際このブログはT61で書いてますから)この辺にしておきますけどね、う~ん残念っすねー。

しかしこれはレノボが悪いって言うんじゃなく、そういう細やかな部分は「高くなるならいらないしょ?」みたいな感じが伝わってきて嫌な感じ。だってやっぱね、こういうものは「所有欲」を満たすってことも大事な要素だと思うんです。そこら辺はアップルがスゲーうまい訳なんだけど、ああいうふうに持ち歩きたくなる、人に見せたくなる、ってモノがやっぱぼくはモノとしてアリなんだと思うんですよね。だってモノとしてユーザーの手に渡る前になんかストーリーがありますもんね。あの削り出しのユニ・ボディなんか特に。

で、何が言いたいかと言いますとね、結局は安くするための要らない努力はそれこそが要らないでしょ、ってこと。ぼったくりはイケマセンよ、ぼったくりは。でもモノづくりをする立場からすると、いいものをより良くするべき立場なのに、しかもそれが出来るのに、それをやらずに次のモノを提供するっていうのはダメだと思うんです。だってキーの打ち心地がいい、なんていうのは絶対に次のモデルでも引き継げるものでしょ?それをやらずにスペックだけその時の流れに添ったハイスペックなものにしても、じゃあ新しいモデルが出れば当然そっちへなびくわけで。それを思い留まらせるのはやっぱり「愛着」や「思い入れ」なんじゃないのかって。

あっ、でもそうやって買い換えてもらわないと需要は下がるのか。思い留まっちゃダメなんだよね。なんだかなー。一生懸命作って丈夫で長く使える家具だから、当然買い替え需要はないわけだし、価格もニトリやイケアと比べられて苦笑いしなくちゃいけない訳だしね。なんだかなー。

とまぁ、長くなりそうなんでこの辺にしときますけど、今回ノートPC買い替えにあたってそんなこんなを感じたぼくなのでした。とにかく、なんだ。T61君、えー最低5年はがっつり働いてもらいますんで。文句ばっか書きましたけど以後は文句言いません。しっかり頼みますよ。休ませませんからー!

そこんとこよろしく。


【standard e endo】




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by standard-e | 2011-02-12 17:53 | ひとりごと